無一文から旅する放浪者へ──39歳の人生リスタート

無一文からの挑戦

はじめまして。“旅人ますだ”です。

このブログでは、「無一文ジョブホッパー」だった僕が、旅をしながら走る放浪者として、自由な生き方を模索していく日々を綴っていきます。

■ 39歳、無一文からの転機

39歳のとき、僕は無一文になりました。

5年間続けていた事業をたたみ、コロナ禍も重なって、仕事も住む場所も失った時期でした。

この頃は、「自分は本当は何をしたいのか?」と問い続ける日々でした。

思い浮かんだのは、これまで何度も心を動かされてきた“旅”の記憶。

特に、海外を旅することが好きでした。

でも、当時はコロナ禍の真っ只中。海外へ自由に行ける状況ではありませんでした。

「それなら、日本の中を旅してみよう」

そんな発想から、生活費を抑えながら各地を巡れるリゾートバイトという働き方にたどり着きました。

■ 知らない土地で働き、暮らすという選択

リゾートバイトを始めた当初は、不安の方が大きかったのを覚えています。

やったことのない仕事、見知らぬ土地の空気、

そして、自分よりも一回り以上若い人たちの中で本当にやっていけるのか──。

そんなことを毎日のように考えていました。

でも、実際に飛び込んでみると、そうした不安よりも得られるものの方がずっと大きいと感じるようになりました。

見知らぬ土地で、初めて会う人たちと働き、暮らす。

観光では知ることのできないその土地の空気や、人の温かさ。

「この暮らし方、案外悪くないな」

そう思ったのを今でも覚えています。

■ 旅とマラソンの融合

もともと僕は、海外を旅するのが好きでした。

でも、有名な観光地を巡るだけではどこか物足りなく感じるようになっていきました。

観光地は、どこか「整えられた世界」であって、本当の暮らしの姿ではないように感じていたのです。

次第に、地元の人しか知らないようなディープな場所に惹かれるようになっていきました。

そんな中で出会ったのが、**サハラ砂漠を7日間で250km走る「サハラマラソン」**です。

しかもそのコースの多くは、一般の観光客が立ち入れない区域だと知り、強く惹かれました。

「観光では行けない場所を、自分の足で走ってみたい」

その想いから、34歳にしてランニングを始めました。

そして39歳でリゾートバイトに出会い、旅をするように暮らす生活が始まりました。

気づけば、僕の中で「旅」と「マラソン」が自然と重なっていたのです。

行く先々で走る道が変わり、出会う風景が変わる。

その土地の空気を肌で感じ、足で感じる。

「旅をしながら走る」という生き方は、まさに旅とマラソンの融合でした。

■ 「旅するように暮らす」が当たり前になった

今では、「次はどこで暮らそうか」と考える旅のワクワク感と、

「どこなら思い切り走れるか」と探す実用的な視点が、僕の旅の両輪になっています。

旅をしながら働き、走る。

その繰り返しのなかで、土地ごとの個性や人の温かさ、思いがけない出会いに触れ、

少しずつ「自分の軸」が見えるようになってきました。

現在の旅の目的は、マラソン練習に最適な拠点を見つけることでもあります。

夏は涼しくて熊の心配が少なく、冬は風が穏やかで暖かい。

車がなくても不自由なく暮らせて、全力で5kmを走れるような平坦なロードがある。

そんな理想の環境が、日本のどこかにあると信じて、僕は今日も旅を続けています。

■ このブログで伝えたいこと

このブログでは、そんな旅の記録を通して、以下のようなことを綴っていきたいと思っています。

  • 39歳・無一文からの人生リスタート

      ──自分の道を探し始めたきっかけと、そのリアルな過程

  • リゾートバイト体験談と二拠点生活の可能性

      ──働きながら移動する暮らしのリアルとヒント

  • 各地で出会った人や、心に残った景色の記録

      ──旅先で感じた“暮らし”の断片

  • サハラマラソン挑戦の軌跡と日々のトレーニング

      ──走ることが自分にとって何を意味するのか

このブログが、どこかで何かに迷っている人にとって、

「こんな生き方もあるんだ」と思える、ひとつのきっかけになれば嬉しいです。

■ 最後に

僕自身、今もなお“途中”にいます。

これが正解なのか、ゴールなのかは分かりません。

でも、自分で選んだ道を、自分の足で歩いているという実感が、今の僕を支えています。

年齢を重ねても、人生は何度でもやり直せる。

いくつになっても、新しいことに挑戦していい。

そんな想いを大切に、これからも旅を続けていきます。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

これからどうぞ、よろしくお願いいたします。

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